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  • フォーバルテレコムの光が人気急上昇ブログ:16 12 2016

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    フォーバルテレコムの光が人気急上昇ブログ:16 12 2016

    終戦直後、
    わたしたち一家は、谷中の3軒長屋で暮らしていた。

    詳しく言えば、
    お母さんとお姉ちゃんとあたしの3人で、
    お父さんは南方戦線からまだ戻っていなかった。

    当時の朝食は、
    どの家もたいてい芋粥だった。

    お粥の部分は姉貴とわたくしが食べ、
    母はいつもサツマイモの部分を拾って食べていた。

    まだ小さかったミーは、
    ママはサツマイモが好きなのだと思っていた。

    そして14時のご馳走は焼芋である。
    外でチャンバラごっこをしていた俺は、
    今まさに新撰組と切り結んでいる最中に、
    「やきいもー」という焼芋屋の声がする。

    そうなるともう新撰組もない。
    おれはあわてて家に駆け込み、
    無駄でも「焼芋買ってくれ!」とお母さんに頼むのであった。

    サツマイモばかり食べている連日なのに、
    なんでまた焼芋かと言えば、
    わたくしたちが普段食べていたサツマイモは
    「タイハク」とかいう水っぽいものなのだが、
    焼芋屋の芋はホントに美味い「キントキ」だったのである。

    そんなわけで、
    お姉ちゃんとわたくしはたまに焼芋にありつけるのだが、
    母は決して焼芋を食べることはなかった。

    いつも「焼芋は胸が焼ける」「今日は食欲不振」と言って、
    焼芋にかぶりつくミーたちを見てただ笑っているだけであった。

    しばらくすると、
    お米もちゃんと配給になり、
    パンだって何時間も並べば買えるようになった。

    やがて、パパも南方戦線から帰って来て
    私たちは長屋を引っ越し、サツマイモなど長屋時代の思い出は
    遥か遠いものとなっていった。

    姉と僕にお粥を食べさせようとして、
    自分はサツマイモの部分を食べていた母親。

    そのくせ、お金がないためか自分だけ焼芋を食べなかったママ。
    母親は一体、サツマイモが好きだったのか嫌いだったのか…

    今年の中秋の名月の日には、
    ママの仏前に焼芋でも供えようかと私は思う。

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